メタボリックシンドローム予防(6)
献立作成者:矢田美幸 |
これまで5回に渡り、運動についてお話をしてきました。
皆さん、日常生活は活動的になってきましたか?
健康づくりのための運動基準2006の目標は
週に23エクササイズ(メッツ・時)の活発な身体活動
そのうち4エクササイズ(メッツ・時)は活発な運動をとしています。
今回は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)やその予備軍の方が
運動を行うことによって内臓脂肪を減らし、メタボリックシンドロームの改
善を図るために必要な運動量について説明します。
内臓脂肪を減少させるには、運動と食事改善の併用が効果的です。
内臓脂肪蓄積の指標となる腹囲の1cm減少は、約1kgの体重(大部分が脂肪)の減少に相当します。体重1kg減少させるためには、運動によるエネ
ルギー消費量の増加と食事改善によるエネルギー摂取量の減少を合わせて約7,000Kcalが必要になります。
一般に、運動のみで体重を減少させるのに比べ、食事改善と合わせて行った方が減量がしやすく、内臓脂肪の減少量も大きくなります。
健康づくりのための身体活動量として、週4エクササイズの運動を目標としましたが、運動量と内臓脂肪減少との関係を示す文献より、内臓脂肪を確実
に減少させるためには、週に10エクササイズ程度かそれ以上の運動量が必要と考えられています。30分間の速歩を週5回行うと10エクササイズの運動量に相当します。
下のシートを用いて内蔵脂肪減少のための目標を立ててみましょう。
内臓脂肪減少シート
無理なく内臓脂肪を減らすために運動と食事でバランス良く!
腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の人は、次の(1)〜(5)の順番に計算をして、ご自分にあった腹囲の減少法を作成してみましょう。
という計算になります。(健康づくりのための運動基準2006より抜粋)
実際に計算をしてみましょう
という計算になります。
無理をしないように行って下さい。
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
530 | 21 | 11 |
塩分 (g) |
炭水化物 (g) |
食物繊維 (g) |
3.2 | 88 | 10 |