糖分の多い食品を食べ過ぎない(メタボリックシンドローム4)
献立作成者:矢田美幸 |
メタボリックシンドロームは、お腹の周りに脂肪がたまる内蔵脂肪型肥満(ウエスト周囲径:男性85cm以上、女性90cm以上)を前提に心筋梗塞や脳梗塞など心血管疾患を引き起こす可能性があるので、気をつけなければいけません。
バランスのいい食事や運動習慣を身につけ、お腹の内臓脂肪を落とすことで他の危険因子も改善させ、心血管疾患を予防したいですね。
今回のテーマは、「糖分の多い食品を食べ過ぎない」です。
糖分に含まれるブドウ糖は身体を動かすエネルギー源であり、脳の働きにとって欠かす事のできない成分です。
しかしどんな食品でも摂りすぎはいけません。
糖質には、複合糖質と単純糖質の2種類あります。複合糖質の代表は、米、麦、そば、トウモロコシなどです。単純糖質の代表は、砂糖です。
甘い物には、砂糖が多く含まれています。砂糖を食べると、身体の中でブドウ糖と果糖に分解され、血液中へと流れ出します。
血糖値が高くなると、インスリンというホルモンが分泌され、細胞に栄養を取り込みます。そして代謝されなかったブドウ糖は、グリコーゲンや中性脂肪となって、貯蔵されます。
いざというときのために貯蔵しておいた中性脂肪が、使われずに過剰に貯蔵されると「肥満」になってしまいます。(インスリンは脂肪合成も同時にしてしまいます)
したがって、血糖値を急激に上げてしまう甘い物は食べすぎないようにし、糖質は複合糖質でとると血糖の上昇はゆるやかです。
さらに食事の時の注意点として、血糖値の上昇をゆるやかにする食物繊維を心がげて摂るようにして下さい。
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
480 | 23 | 10 |
炭水化物 (mg) |
塩分 (g) |
食物繊維 (g) |
72 | 2.9 | 7 |