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夏の糖尿病食

メタボリックシンドロームを解消しよう(4) 高血糖について
     

今回は、高血糖についてお話しします。
図1は、血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが体の中でどのように働くかを表しています。

インスリンの仕事 食事によって得られた炭水化物は、胃や腸などによって分解され、ブドウ糖になります。そして、小腸で吸収されたブドウ糖は肝臓に送られます。肝臓で、エネルギーを貯蔵するための物質であるグリコーゲンにつくり変えられます。肝臓を通り抜けた残りのブドウ糖は、筋肉などの体中の細胞に吸収されて、エネルギーとして利用されたり、グリコーゲンにつくり変えられたりします。肝臓や筋肉などでグリコーゲンが十分な量になると、余ったブドウ糖は脂肪組織で中性脂肪となって貯えられたりします。
ブドウ糖が体内で不足したときは、貯えられていたグリコーゲンがブドウ糖に分解されて、エネルギーとなります。
以上のような代謝にインスリンは関わっています。
インスリン(ホルモン)の主な仕事は、
(1) 細胞内への糖のとりこみ
(2) グリコーゲン(ブドウ糖のかたまり)の合成促進
(3) 脂肪細胞の中へ取り込んだ糖を中性脂肪にかえる …です。

細胞の細胞膜にはインスリンレセプターと呼ばれるインスリンだけが開けられる鍵穴があります。この鍵穴にインスリンが入ると細胞はブドウ糖を細胞内に必要な分だけ取り込みます。
この働きが悪いと、いくらインスリンの量や作用がしっかりしていてもブドウ糖を細胞内に取り入れることができず、血糖値を高いままになってしまいます。
このような状態をインスリン抵抗性と言います。
インスリン抵抗性を起こす原因として、肥満や運動不足・脂っこい食事・ストレス・遺伝などがあります。
若いときと比べてお腹まわりが増えている方は、内臓に脂肪がついています。お腹の中の脂肪細胞が余分なエネルギーを脂肪に変えて蓄えた結果です。
この脂肪細胞がいろいろなホルモンを出してインスリン抵抗性に関わっています。
内臓脂肪の蓄積がない時は、脂肪細胞からアディポネクチンというインスリンの働きを良くする物質が出ていますが、太ってくるとインスリンの働きを悪くする物質が分泌されてインスリンの働きが悪くなり、高血糖の状態が続いてしまいます。

インスリン抵抗性の対策として、相対的にエネルギーを過剰にとっているので、生活習慣を見直し、低カロリー食(バランスのとれた食事)と脂肪を燃焼させる有酸素運動(脂肪を燃焼する筋肉を鍛える事も大事)となります。

今回の献立の栄養量
エネルギー量
(Kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
450 19 10
炭水化物
(mg)
塩分
(g)
 
70 2.8  

作り方

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鶏ささみと野菜のグリル

材料 (4人分)

鶏ささみ…160g

かぼちゃ…200g

トマト…400g

なす…160g

ししとうがらし…80g

オリーブ油…大さじ1と1/2

ドライバジル …適宜

塩…2g

こしょう…少々


切り昆布の炒め煮

材料 (4人分)

切り昆布…30g

生しいたけ…40g

しめじ…90g

人参…80g

油揚げ…20g

さやいんげん…30g

だし汁…250cc

醤油…大さじ1

みりん…大さじ1

ごま油…大さじ2/3


ほうれん草のお浸し

材料 (4人分)

ほうれん草…200g

醤油…大さじ2/3

酢…大さじ2/3

しょうが…少々

だし汁…大さじ2/3


胚芽ご飯

材料 (4人分)

ご飯…520g