肥満解消!今年こそ(3)
献立作成者:広瀬輝美 |
今回は、「バランスの良い食事」についてお話をします。 「バランスの良い食事」はと聞かれた時に皆さんはどんな食事を思い描くでしょうか。
「まごは(わ)やさしい」
食事誘発熱産生量とは、消化、吸収に要するエネルギー量とその影響として観察される体温上昇によるエネルギーです。
この言葉を聴いたことがありますか? これは、医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の覚え方です。
ま ・・・ 豆、豆腐、納豆など
ご ・・・ ごま
は ・・・ わかめなどの海草類
や ・・・ 野菜
さ ・・・ 魚、小魚
し ・・・ しいたけなどのきのこ類
い ・・・ いも類
「まごはやさしい」の食材を日々の食事に取り入れることによって、 生活習慣病の予防に効果があると言われています。 これらの食材からイメージすると「和食」が浮かんできます。 日本が長寿の国と言われている所以だと思います。 これらの食材をとり入れて献立を考えるといいと思います。 次に食材の適量についてお話します。
前回、年齢別の摂取エネルギー量を提示しました。
たとえば、1日のエネルギー量が1600kcalとすると、何をどれだけ食べればいいかと迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。
そこで糖尿病の食品交換表を使ってバランス良く食べる方法を紹介します。この食品交換表は野菜多めの健康食と言われていますので
一度試してみてください。
食事のとり方のコツとして
(1) 1日3食を基本とします。
(2) 夜遅くに食べると太りやすいので早めに済ませます。
(3) 和食中心で、しかし塩分には気をつけます。
(4) ゆっくりよく噛んで食べます。
最近は、太りにくい食べ方の順序があると言われています。
(1) 水分を少し飲みます。
(2) 野菜や海草、きのこ類を食べます。
(3) 主菜を食べます。
(4) 主食を食べます。
このような食べ方によって食後の血糖値の上昇を抑え、脂肪合成を 抑えるようです。 次回は運動についてお話をします。
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
532 | 22.8 | 5.9 |
コレステロール (mg) |
食物繊維 (g) |
塩分 (g) |
43 | 11.8 | 2.0 |