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季節の糖尿病食

春の糖尿病食

塩辛い味付けは避ける(メタボリックシンドローム2)

メタボリックシンドロームの診断基準に最高血圧130mmHg以上 最低血圧85mmHg以上(男女ともいずれか、または両方) とされています。

血圧とは、心臓が全身に血液を送り出すときの圧力です。 高血圧の原因として、心臓や腎臓の病気で血圧が高くなるときもあり ますが、塩分の摂りすぎや肥満などでも上昇します。 食事の時に心がけることは、

(1) 塩分を摂りすぎない。
(2) バランス良く食べ、肥満を解消させる。
(3) カリウムや食物繊維を積極的にとる。
(4) 良質な蛋白質を過不足なくとる。

次に減塩の食事をおいしく食べるポイントとして、
(1) 新鮮な食品(旬の食品)を選びましょう。
新鮮な野菜・旬の野菜は調味料を使わなくてもおいしく食べられ ます。
(2) 旨味のある材料を使い、持ち味を生かした料理を楽しみましょう。
例えば、椎茸・しめじ・松茸などのきのこ類・昆布・若布など海 藻類・鰹節などはその食品自体に旨味成分があるため、減塩でも おいしく食べられます。
(3) 香味野菜・種実類などの香りや風味を生かして使いましょう。
三つ葉・しその葉・葱・セロリなど香味野菜・ゆず・レモンの皮 ・くるみピーナッツ・胡麻などを料理に使うと旨味を補い風味が 増して減塩でもおいしく食べられます。
(4) 酸味を利用しましょう。
例えば、酢の物など酢を使った料理は塩なしでもおいしく食べられ ます。酸味も酢だけでなく、レモン・リンゴ・パイナップル・ゆず ・トマトなどの酸味を利用するのも良いでしょう。
(5) 焦げ味をつけて風味を増しましょう
。 肉・魚・野菜などを焼いて程よい焦げ味を付けると、香ばしい風味 がつき調味料が少なくてもおいしく食べられます。
(6) 油脂類を上手に使いましょう。
ごま油・大豆油などの植物油やバター・マーガリンなどを使い揚げ 物・炒め物・ムニエル・グラタンなどを作ると減塩でもおいしく食 べられます。レモンを添えて酸味をプラスするとよりおいしく食べ られます。
(7) 温度を利用しましょう。「冷たいものは冷たく、熱いものは熱く」
サラダ・酢の物などはよく冷やして、ピラフ・天ぷらなどは熱いう ちに食べると塩分が少なくてもおいしく食べられます。  
(8) 塩もみの代わりに
酢の物などを作るとき、野菜などを食べる大きさに切ってから、熱 湯にさっと通します。しんなりと塩もみのようになります。
(9) 汁ものの工夫
具をたっぷり入れ汁気を少なくすると減塩でもおいしく食べること ができます。



今回の献立の栄養量
エネルギー量
(Kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
548 19 13
糖質
(g)
食物繊維
(g)
塩分
(g)
88 7.6 2.85

作り方

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かきのミルク煮

材料 (4人分)

青梗菜…400g

生かき …300g

にんじん…80g

生姜…10g

サラダ油…大さじ1(13g)

固形コンソメ…4g

牛乳…600cc

こしょう…少々

片栗粉…小さじ2


ナムル

材料 (4人分)

もやし…80g

ごぼう…50g

にんじん…40g

きゅうり…80g

大根…80g

 豆板醤…小さじ1/2

 ごま油…小さじ1

 しょうゆ…小さじ2

 酢…小さじ2


辛し和え

材料 (4人分)

長いも…50g

小松菜…200g

しめじ…80g

 しょうゆ…大さじ1

 練り辛子…少々

 砂糖…小さじ2

 だし汁…大さじ1


フルーツサラダ

材料 (4人分)

グレープフルーツ…160g

イチゴ…150g


胚芽ご飯

材料 (4人分)

胚芽ご飯 …600g