エネルギー比を考える!
献立作成者:広瀬 輝美 |
エネルギー源となるたんぱく質、脂質、糖質のエネルギー比の割合によって食事バランスを考えましょう。
偏った食事や間食が多いとエネルギーの割合が偏り、生活習慣病を引き起こす原因になります。
食事を抜いたり、インスタント食品で簡単に済ませてしまったり、おかずの多い人は、脂質やたんぱく質のエネルギー比が高くなります。
あなたの摂取エネルギー比をチェックしてみましょう。
【エネルギー】
体温を保ち、体の代謝を行い、活動の原動力となる。糖質、たんぱく質、脂肪などが体内で燃焼する時に得られる。
不足すると体力、気力の低下、やせてくる、多すぎると肥満になる。
【蛋 白 質】
生命体すべての体組織のもととなる。血や肉になり酸素、ホルモン、体液のバランス調整にかかわっている。
肉、魚、卵、大豆、大豆製品、牛乳、乳製品に豊富。
エネルギー源として1gあたり4キロカロリーになる。不足すると免疫力低下、疲れやすく、貧血を起こしやすい。余分にとったたんぱく質はエネルギー源となり肥満につながる。
たんぱく比 10〜15%
【脂 質】
最も効率のよいエネルギー源。細胞膜やホルモン、胆汁酸構成成分、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。植物油、バター、種実類、脂肪の多い魚、カレー等のルー、アイスクリーム、生クリームに多く含まれる。
エネルギー源として1gあたり9キロカロリーになる。 とりすぎると体脂肪となり貯蔵され肥満につながる。
脂肪エネルギー比 20〜25%
【炭水化物】
炭水化物は糖質と食物繊維をあわせたもの。
糖質は肝臓や筋肉にグリコーゲン、脂肪組織に中性脂肪として蓄えられる。脳が受け付けるただひとつのエネルギー源。
米等の穀類、芋類、果実、砂糖に多く含まれる。
エネルギー源として1gあたり4キロカロリーになる。不足すると体重減少、脳エネルギー不足、集中力低下。
糖質エネルギー比 55〜65%
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
564 | 21.2 エネルギー比:15.0% |
13.7 エネルギー比:21.9% |
炭水化物 (g) |
塩分 (g) |
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86.7 エネルギー比:61.4% |
2.8 |