脂質を考える
献立作成者:矢田美幸 |
今回は、体にとって必要な栄養素の一つである、脂質についてお話を
します。
脂質の体内での働きは、1g当たり9Kcalのエネルギー源となる。
血液の成分となる。
細胞膜や神経細胞の成分となる。
ホルモン類やビタミンDの成分となる。
など体にとって必要です。
脂質はいくつかの脂肪酸の組み合わせによって構成されます。
というように分類されます。
肉やチーズ、卵などの動物の脂には飽和脂肪酸が多く含まれており、
常温では固体のものが多いです。
植物の油と魚類の脂では、不飽和脂肪酸が多く常温では液体です。
2005年日本人の食事摂取基準で、総脂質の目標量(範囲)が設定されています。単位は、エネルギーに占める割合(%エネルギー)で20〜30%となっています。
脂質が不足するとエネルギー不足で日常生活に支障をきたしたり、 ホルモンの働きにトラブルが起こり、体の不調を引き起こします。 また、脂質が過剰になると、カロリーオーバーになり肥満になったり、 血中のコレステロール値が高くなり、動脈硬化など生活習慣病になりやすくなります。 バランスのいい食事を心がけましょう。
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
552 | 22.4 | 12.7 |
炭水化物 (g) |
食物繊維 (g) |
塩分 (g) |
88 | 10 | 2.2 |
脂質のエネルギー比は、約21%です。