高血圧をとことん知る(3)運動について
献立作成者:広瀬 輝美
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今回は運動についてお話をします。
通常、運動をしている時の血圧は上がっています。体があたたかくなって血液循環がよくなり血流量も増しているためです。
しかし、酸素を使う運動(有酸素運動)を習慣にしていくと血圧を下げる作用があることが分かっています。
一般的に勧められる運動は息が切れる運動ではなく、運動中に話が出来るくらいの無理のない運動です。
心拍数を一定に保ちながら運動を続けるには、動きが単純でリズミカルに動けるものがいいです。
代表的な運動として、ウォーキングやサイクリング、エアロバイクなどがあります。
ご自分でこれなら継続できると思うものを選ぶことが大事です。
運動は高血圧の治療や予防に効果がありますが、すべての高血圧の人に有効なわけではありません。
また、運動を継続している方でも運動の始めや途中で違和感があったら、すぐに中止をして医師に相談をして下さい。 無理は禁物です。
肥満は血圧を上げるだけでなく、肥満そのものが心血管病の危険因子の一つです。
血圧が高く肥満がある人は、食事と運動で体重を管理すると血圧やコレステロール値、血糖値なども改善するようです。
今回の献立の栄養量
エネルギー量 (Kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂質 (g) |
炭水化物 (g) |
503 | 19.9 | 11.8 | 77.9 |
カルシウム (mg) |
コレステロール (mg) |
食物繊維 (g) |
塩分 (g) |
212 | 104 | 6.9 | 2.6 |